研究・論文

OWASP LLM Top10 2026、専門家と実データの差

OWASPのLLM向けTop10が2026年版に更新され、初めて実インシデント7,714件のデータが順位づけに使われました。作成メンバーによる査読前論文は、専門家投票とデータの一致がκ≈0.20と弱いことを示します。情シスが読むべき点を整理します。
脆弱性・脅威情報

UNIVERGE IX-Rに未認証RCE、1.3系は修正なし

NEC UNIVERGE IX-R/IX-Vシリーズに認証なしで任意コマンドを実行される脆弱性(CVE-2026-16876、CVSS9.4)。対処版はVer1.4.34/1.5.29。1.3系以前に修正版はなく、WebGUI未使用でも該当しうる条件と確認手順を解説します。
脆弱性・脅威情報

NVIDIAスイッチOSに脆弱性3件 未認証のLLDP攻撃も

NVIDIAが2026年8月18日、ネットワークOS「Cumulus Linux」とスイッチOS「NVOS」の脆弱性3件を公表。認証不要・隣接ネットワークからのLLDPバッファオーバーフローを含む。影響判定の手順と対応の優先順位を解説します。
脆弱性・脅威情報

Docker cpに脆弱性、コンテナからホスト改ざん

docker cpの裏で動くライブラリmoby/go-archiveに、展開先の外へ書き込める脆弱性CopyEscape(CVE-2026-17106)が判明。PoCも公開済み。Docker Desktopは4.86.0、Engine/CLIは29.7.2以降へ更新を。
脆弱性・脅威情報

TrueConf Server脆弱性2件が悪用中|配布版すり替え

ビデオ会議サーバーTrueConf Serverの脆弱性2件(CVSS9.8/9.0)をCISAがKEVに追加。未認証で乗っ取られ、社内配布用の正規インストーラがバックドア入りに差し替えられていました。影響バージョン・確認方法・自社への教訓を解説します。
脆弱性・脅威情報

RDK-B WebUIに脆弱性5件、修正未提供で認証回避

ブロードバンド機器の基盤RDK-BのWebUIに脆弱性5件(CVE-2026-19505ほか)。うち4件は認証不要で、偽造トークンによる管理者ログインが可能です。修正状況は不明で、対策は管理画面の露出遮断に絞られます。
脆弱性・脅威情報

OpenFGAに脆弱性、キャッシュで認可が誤判定

認可エンジンOpenFGAに、キャッシュキーの衝突で別リクエストの判定結果を再利用しうる脆弱性CVE-2026-48096。v1.16.0未満が対象で、条件のキャッシュ設定は既定無効。該当確認の手順を解説します。
研究・論文

YARAルール検証を検体なしで Aray論文を解説

YARAルールにマッチする無害なファイルを自動生成する論文「Aray」を解説。マルウェア検体を保管・配布せずに検知ルールとスキャナを検証する手法と、公開ルール416件中97.6%という評価結果、実務での使いどころと限界を情シス目線で整理します。
インシデント対応

ビールの縁側に不正アクセス、EC停止の判断と初動

クラフトビール通販「ビールの縁側」が不正アクセスでサイト一時閉鎖。漏えいの有無も原因も調査中という第一報から、情シスが読み取るべき初動・ログ保全・個人情報保護委員会への報告期限を整理します。
研究・論文

APT調査を軽くするグラフ蒸留研究TGL-APT

APT調査は証拠が少なすぎるのではなく多すぎて行き詰まります。システムログのグラフを因果を保ったまま削るTGL-APT(査読前)を、情シスのログ設計・製品選定の観点で読み解きます。
研究・論文

OpenAI Privacy Filterの日本語精度と限界

OpenAIが無料公開したPII自動マスキングモデルのモデルカードがarXivに投稿されました。ローカル実行できる点は情シス向きですが、日本語の再現率は0.866で1割強を取りこぼします。使いどころと使ってはいけない用途を整理します。
研究・論文

IDSの取りこぼしを防ぐ動的サンプリング研究XNET

高速回線ではIDSがパケットを取りこぼし、量の少ないC2通信ほど観測から消えます。XDPで価値の高い通信を優先して残す研究XNET(査読前)を解説し、自社の監視が何%落としているかを確認する方法まで整理します。
研究・論文

脅威インテリジェンスは重ならない|CTI20年研究

公開CTIレポート16,096本・20年分を解析した研究が、ベンダー間の情報の重なりは平均1.5%と報告。1社のフィードでは特定攻撃者の情報を25%も拾えず、被害地域の上位に日本は入りません。査読前研究の要点を情シス向けに解説します。
脆弱性・脅威情報

エプソン製プリンター266機種に失効ルート証明書

セイコーエプソンがプリンター・スキャナー266機種に失効したルート証明書が残存する脆弱性CVE-2026-73542を公表。中間者攻撃で通信が傍受される恐れがあり、対処はWeb Configでの1台ずつの手動更新です。
研究・論文

AIエージェントの過剰権限を学習で抑制|研究解説

AIエージェントは頼まれていない権限まで使ってしまう。この過剰権限をモデル自身に学習させて減らす査読前研究を解説。安全な成功率64%→98%の数字と、許可ゲートを置き換えられない理由を情シス視点で読み解きます。